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厳しすぎる世論が気持ち悪い

最近ネットやマスメディアを賑わせているバカッター動画。

売り物を不潔に扱うなど、お客様の信頼を損ねるマネをネットに流して笑いをとろうという、そもそもの話として理解に苦しむ行動です。

動画を見ても何が面白いのか分からないうえに、それがどんな結果を招くか

「考えていなかった」

というから始末が悪いです。

大いに反省してほしいです。

でもね、世の中の反応にはちょっと異様なものを感じるわけです。

特にネットへの書き込みとその反応。

「人生終わったな」

「住所や家族構成までさらして生きて行けないようにしろ」

「こんなバカは損害賠償の支払いで一生くるしめ」

なんていう書き込みが、概ね賛同されているのを見るにつけ、私は結構な違和感を覚えるのです。

「ネット時代だから少しの軽率な行動がとんでもない被害を生むことになる」という時代の特徴のようなものは理解しつつも

「時給1000円(東京ではほぼ最低時給)のアルバイトに、いい大人が寄ってたかって集団リンチ」

私にはそうとしか思えないわけです。

その叩いてる大人だって、その世代が若かったころには、例えば飲酒運転なんて今から見れば大あまだったし、駅のホームでは煙草吸い放題、おまけに吸い殻は線路にポイ捨てで線路は吸い殻だらけだったでしょ。

これ、日本人のモラルが向上したから直ったわけじない。勿論それもあっただろうけど、結局は法律で禁止したり、取り締まりを強化したから直っただけでしょ。

「若者のモラルが、常識が 」

と言ってる連中だって、若いころは大して変わらないことしてたんじゃねーのかってね。


黙認してやれ、と言っているわけではないんです。

『厳しすぎないか』と言っているのです。

最低時給で働く若者の、(本人としては何となくやってしまった)ちょっとした行動で、その家族までもが生活の場を失うほどのバッシングと、家族を巻き込んでも払えないほどの損害賠償を負わせようという、この世の中はなんなんだと言いたい。

そしてここぞとばかりに昔のバカッター動画をほじくり出してきて

「ここにもある、ここにもいる」

と騒ぎ立てるメディアの体質にも。

時給1000円って一日8時間、週6日、1年間フルで働いても240万でしょ。

今の日本の物価を考えると、憲法で保障されてるはずの

「健康で文化的な生活」

が実現されるかどうかギリギリの収入じゃないか。

15歳~39歳のニートが20万人もいる今の日本で、少なくとも仕事をがんばっている(であろう)若者のミスを、全国ネットのテレビまでがよってたかって叩くなんて、私には正気を失っているとしか見えないです。

ましてそのニートまでが

ここぞとばかりにシャシャリ出てきて吠えるなと言いたい。

そしてバカッターの若者には

『少し真面目に頭を使って、物事の顛末を予測して生きることを覚えなさい。今回は軽率な行動で日本中を騒がせてしまったがよく反省すればそれでいい。
少しの間は生き辛いかもしれないがそれは逃げずに受け入れるしかない。

でもね、人生はそんな簡単に終わらないから大丈夫。
今後は気持ちを入れ替えて、次の仕事に集中してりっぱな社会人になるんだぞ。』

一発殴ったあとでそう言ってあげたい。

  1. MAYA

    寧ろ、ネットで好まれる論調のコメントは氷河期世代中心の日本のニートに暴風みたいに毎回人格批判してばかりだと思うんだが。ブランク者への面接の風潮の問題言うと、甘やかされた女だとか生活保護者とかすぐにレッテル貼られるし、ヤフーでロヒンギャ問題扱う記事すら義務否定リベラル扱い。

    皆が不満を、自分の評判の為に社会の問題としない適応するから誰も人を助けず誰かがストレスのはけ口になって社会でもネットでも殺伐としたコメントが多くなってるんだと思う。

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