羅臼から標津へ
羅臼を出発して、まず向かったのは 標津サーモン科学館。
本当は「北海道バイクツーリングの聖地」と聞く開陽台展望台や、道東の雄大な牧草地を走る予定だったけど、ずっと雨と霧。視界も悪く野生動物との衝突も考えるとこのまま海沿いの国道を南下することにしたのです。

「標津サーモン科学館」は世界中のサケにまつわる展示が集まっていて、鮭の街標津ならではの施設です。残念ながら到着したのは開館前。中に入ることはできませんでしたが、敷地内の水槽では巨大なチョウザメが悠然と泳いでいました。

サーモン科学館だけど生簀には巨大なチョウザメが
サーモン科学館にチョウザメ…。
チョウザメと言えばキャビア…。
さてはチョウザメとサーモンを掛け合わせて…。。
体長5mの「サーモンチョウザメ」から赤黒い「キャビアイクラ」がどっぴゅ――っと出てくるイメージが浮かんで目がまわってきたので考えるのを辞めました。
それにしてもここサーモン科学館、きれいに整えられた庭園のような庭と美しい建物が素敵でした。開いているときに来てみたいです。
(標津サーモン科学館で悠然と泳ぐ体調3mのチョウザメ)
野付半島
次に向かったのは 野付半島。雨は弱くなっているものの、時折息を吹き返したように落ちてきます。
ここ野付半島は「トドワラ」「ナラワラ」と呼ばれる立ち枯れの森が広がる、日本でも珍しい景観が残る場所です。砂嘴(さし)と呼ばれる細長い半島が海に突き出し、独特の地形とともに「この世の果て」とも表現される幻想的な雰囲気を醸し出しています。

上質のホタテやホッキが捕れる海域で毎年冬になると野付のでっかいホタテを仕入れてお客様に喜ばれてます。野付のホタテ漁は春までなので今は食べられないのがちょっと残念。
野付半島の先端に建つ 野付灯台 は、荒涼とした風景の中で風を受けて静かに立っていました。




(漁がお休みだからなのか野付半島はひっそりとしていました)
納沙布岬
野付半島を後に、さらに東へ進み、いよいよ日本最東端の地根室半島の先端『 納沙布岬』 へ。
ここは北方四島を最も間近に望む岬として知られ、歯舞群島や国後島などがすぐそこに見えます。岬には「四島のかけはし」と名付けられたモニュメントや資料館があり、北方領土問題を肌で感じることができました。


いたるところに



(納沙布岬のお土産物屋さん)

この後さらに走って厚岸まで行きますが長くなるので一旦切ります。