伸びが早い人には共通の特技がある

寿司学校で教えてた頃も含めてすし職人を目指す若い人を沢山見てきました

お鮨の握り方でも

ちょっと教えると直ぐに”いい感じ”で握り始める人がいる反面

つきっきりで教えてもなかなか上手になれない人も沢山いました

この「とっても飲み込みが早い人」には

ある共通の特技、というか特徴があるものです

それは

「モノマネが上手」

ということです

プロ野球選手は人の真似が上手い人が多い

テレビをあまり見なくなって久しいのですが

今でもプロ野球選手がシーズンオフにテレビ番組に出て歌やらモノ真似やらを披露するのってあるんでしょうか?

プロ野球選手って人のモノ真似が本当に上手ですよね

プレーもそうだし、ふとした時の癖なんかも実によく見ていて驚きました

彼らは元々ある身体能力の高さに加えて

子供のころからプロの選手のプレーを何度も何度も見て

真似して自分に取り入れて来た人が多いです

「見て、特徴を掴んで、やってみる」

がクセになってるのがその理由なんでしょう

「自分らしさ」へのこだわりが強い人は要注意

まぁ本当に一部の天才は

「子供の感覚だけでやってきた」

人もいるんでしょうけどそれは本当に一部の天才だけ

大部分の人たちはやっぱり上手な選手を手本として

同じように動けるように繰り返し練習してきたわけ

「人の真似をしないとダメ」ってんじゃないけど

大多数の、普通かちょっと才能がある程度の人なら

目標とする人を真似する方が

目指す高度に自分を押し上げる近道だよってこと

上手な人をどんどん真似しよう

逆に中々上手にならない人はやっぱり真似がヘタ

確かに

「ここでは指はこう、手首の角度はこれくらい」

って動きを分解して教えてはいて

本人もそれぞれ一生懸命やってるんだけど

一連の動きをやらせてみると全く違うことになっちゃう

上手な人は細かい部分は修正が必要だけど

全体の流れとか雰囲気のようなものは掴めていて

それを演じてみせるので全体として上手に見えるし

教える方も細部の変更を伝えるだけなので

結果的に早く上達できるということ

『学ぶ』の語源は『まねぶ』

なので先ずはモノマネできるくらいに先輩の動きを見ることが大切ですね

自分らしさを出すのはどの後でも全く遅くはありません

今日も杉山くんが日課のにぎり練習中です

がんばれよ

終業後に握りの練習に励む杉山くん
営業終了後に握りの練習に励む杉山くん