4日目 稚内から紋別 昆布の干し作業をお手伝い
ノシャップ岬、宗谷岬を経て紋別へ
2024年7月19日北海道上陸4日目。今日は5:00に宿を出発して先ずはノシャップ岬へ。
宿を出て5分でいきなり鹿に遭遇。
「鹿だシカシカシカシカ!」
と佐々木君が興奮しすぎで連呼してます。
慌ててバイクを止めて撮影しまくりましたが、すぐ先のノシャップ岬周辺にはでかい鹿がわんさかいておどろきました。
真打ち宗谷岬がなければココも相当な観光名所になれたと思うけど、いかんせんちょっとの差で最北端じゃないんだよな、ノシャップ岬。
気の毒だとは思いつつ宗谷岬に移動開始、途中で寄ったセイコーマートの手作りおにぎりが美味しかったので忘れないように記述、写真なし。
ノシャップ岬を出て小一時間で日本最北端に到着です。
最果て好きの我々にとってまさに究極の最果て、日本最北端の岬ですが
バイクの性能、きれいに舗装された道、スマホのナビ機能の恩恵で意外にあっけなく到着してしまいました。
日本最北端の海の水は思いのほか温かかったけど、ひそかに企画していた「海に飛び込む作戦」は中止しました、やっぱり寒いです宗谷岬。
目の前のラーメン屋さんのお話しでは
「吹雪で仕入はできないし道路も度々閉鎖されて身動きもできないので11月から4月まではお店閉めてるんですよ」とのこと。
7月でこれだもの、厳しいんだろうなぁ冬の宗谷岬。
冬の間もお客さんは結構来てるとのことで、寒い中たどり着いてアツアツのラーメン食べたいと思った人、多いんだろうな、ショックだろうな閉まってたら。と要らぬ想像ですねはい。
最北のほたてラーメン、美味しかったです、ありがとうございました。
「白い道」で幻想的な風景に出会いました
「白い道」とはホタテ貝の殻を砕いて敷き詰めた観光用のコースのこと。霧の中に立つ風車が幻想的だったので写真を載せておきましょう。
漁師さんに昆布の作業を教えていただきました
次に訪れたのは宗谷岬からすぐの漁師、小笠原さんの作業場。ご家族を中心に少人数で経営されている漁師さんで今は昆布とホタテ漁の時季。ちょうど昆布の干し作業をしていたので教えていただきました。
ホントは見学を申し込んだんだけど
「ちっと手伝ってみるかー?」
と願ってもないお誘い!軍手をお貸りして感激の初昆布干し作業の開始です。
昆布干しはとっても重労働
作業はシンプルで、緩やかにらせんを描いている昆布のクセを戻しながら専用の干し台に並べていくもの。
表裏と天地を揃えるのが大切で、これを怠ると干し具合にムラができて上手に仕上がらない。
作業自体はそれほど難しくないのですが何しろ量が多いので私もいつしか汗だくに。
服は昆布のぬめりでデロデロになるし足も腕もパンパン。
それでもいつもお世話になっている北海道の昆布を自分の手で触らせてもらえることが本当にありがたく、何というか光栄な時間で、気づいたら2時間、ずっと作業していました。
小笠原さん、ありがとうございました。
「来年も来てくれ、カネ、払うがら」
の指令(笑)?には今のところお返事はできませんが一番いい昆布、注文させていただきます!
稚内を離れ、紋別へ
稚内でガソリンを入れたら「日本最北端給油証明書」をくれました。
後から眺めるとじわっと嬉しいですね、こういうの。ありがとうございます。
道の駅さるふつ公園でほたて丼のランチ、さすがでした!
ここからはオホーツク海を左に見ながらひたすら東に走ります。
お腹がいっぱいになって眠くなる時間帯でも熊さんとの遭遇を考えると緊張感が緩まず快適に走ることができました。
今夜は紋別のオホーツクパレス紋別に宿が取れました。
チェックイン後はもちろん紋別の街へ、昭和レトロな街並みが懐かしかったですね。
明日はサロマ湖から旭川、美瑛、富良野に回ります。