3日目 日本海オロロンライン300㎞
2024年7月18日北海道上陸3日目。
昨日積丹町役場で貴重なお話を伺い、神威岬で積丹ブルーの海を満喫した我々は小樽に宿泊。
今日は小樽市北部にある鱗友朝市を見学訪問した後、一路稚内を目指す予定です。
移動距離が400㎞ほどあるので朝4時半にホテルを出ます。二人とも朝にはめっぽう強いのでこういう行動は苦になりません。目覚ましは一応かけるけどまぁ使わないw
小樽鱗友朝市は比較的小規模の敷地に、鮮魚の他練り製品や調理済みの食品も並んでいる庶民的な市場です。やはり色々なものが安いですね。豊洲市場と比べてざっくり4割から物によっては半額くらいの商品も。
地方の市場を見学するのって本当に楽しいです。毎日豊洲に行ってるくせに何なんだろうこのワクワク感。知らない食材も結構あります。近くにキッチンがあれば買って試してみるのだけど、そうもいかない。残念。
なので目ぼしいものを買って鮨武に送りました(なんと翌日着!)買ったのは以下
- 塩水ウニ赤(バフンウニ)白(紫ウニ)余市産
- 店のおかみさん手作りの醬油イクラ
- 青柳1㎏石狩湾
- 白北寄貝7個石狩湾
- 生ホッケ
- 甘塩ホッケ
- デカシジミ石狩湾産
後で確認したら青柳と北寄貝の評価が高かったですね。
そして市場内の朝ごはん、めっちゃ美味しかった!
我々は市場内の向かって右の店に入って定食をいただいたのですがコレが本当にレベルが高かったです。
揚げ物の加減、刺身、ごはん、味噌汁の出汁加減と全て完璧。料理人の腕の確かさを感じます。
おかげで最高の滑り出しになりました、ありがとうございました!
オロロンラインをひたすら北上
鱗友朝市を後にして石狩湾を左に見ながら北上します。
日本最北端の稚内市を目指しながら、途中途中にある漁港に寄って見学。
「おーこれがあの増毛の港なんだ、いつも牡丹海老買ってるよー!」なんて調子ですな。
おまけに良い感じの防波堤があるとバイク止めて釣り糸垂らしたり。
なので距離はなかなか伸びませんがこれが楽しい。
働いている方に話しかけて「どうやって捕るのか」「この後どこに運ばれるのか」「漁期はいつごろまでなのか」
お邪魔にならないように気にしながらもついつい質問攻めに。皆さん最初は
「なんか変なハゲ頭が来た」みたいな顔をするのですが
「怪しい奴じゃなさそうだぞ」とわかると割と気さくにお話ししてくださり
さらに東京の鮨屋だとわかると逆に質問攻めにあったりしますw
そしていよいよ北海道らしい道が
北上を続けていくと道はだんだんと「北海道らしい」風景になっていきます。
平日だからなのか前も後ろもほとんど車がいない…。
路肩にバイクを止めてエンジンを切ると聞こえるのは風の音と鳥のさえずりだけ。
「イヤーーー、ホッカイドーですねーーー」
とヘルメットのインカムに佐々木君の大音量
ほんとだよな、それ以外言葉が出てこない。
本日の宿は野寒布岬すぐのゲストハウス「モリシパ」さん。元ユースホステルだった宿でほとんどの物がセルフサービス。リビングルームのコーヒーは24時間自由に飲めるし、チェックアウトもシーツをバスケットに放り込むだけ。
夕食の鹿肉ステーキも美味しかったし、スタッフもちょうどいい距離感で声をかけてくれていい宿でした。
明日はいよいよノシャップ岬、そして日本最北端の地、宗谷岬です。