えびおぼろ

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おぼろ、そぼろ、でんぶ。

私にもよくわかりません。

鳥や豚の肉を荒く引いて炒り煮にしたものを「そぼろ」「肉そぼろ」

豆腐や昆布を細かく挽いて炒り煮にしたものを「おぼろ」「おぼろ昆布」

のような説明がネットに出てきますが、これが本当、という文章には行き当たらないですね。

「現代ではあまり区別して使わない」あたりが正解なかもしれません。

でもウチでつくるのは「海老オボロ」、車海老100%です。

よく分からない深海魚を食紅で色づけして作る「桜でんぶ」とは全く別のものです。作り方は↓で。

河岸の水槽で弱ってしまった(上がりマキ)という車海老を茹でます。

脇役中の脇役ですが冷凍のエビは使いません。

①竹串で背ワタを取ってから茹でます。

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②皮を剥き重さを計ります。

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③フードプロセッサー(又はミンサー)にかけます。img_8468_r

④すると皮目の赤と身の白色が混ざってこんなきれいな色になります。

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⑤重さに対して20%の砂糖と一つまみの塩を入れます。

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⑥手で良く練ります。

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⑦これを鍋でゆっくり加熱、煎り付けていきます。

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⑧しばらく頑張るとこのようにサラサラに、出来上がりです。

 

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玉子に挟んで握ります。包丁でバッテンをつけて中をちょい見せ♪

作っているときは海老の香りが店に充満してます(笑)が、食べてみるとそれほど強い主張はありません。

でもこれでいいのです。

おぼろは脇役、それ自体に力はあるのだけど決して目立たず、主役の玉子を支えます。

あっても気付かないけどないと妙に寂しい・・・。

そんな頼もしいやつなんです。

鮨武の玉子は薄焼きです

鮨武の玉子は薄焼きです